本日古民家再生協会のある人が「活動をすれば本当に空き家がなくなるんですか」とお尋ねになられました。
今のペースでは多分なくなりません。
しかし、固定資産税特例の廃止や、市町村の広報などによって、大垣地区はまだ発生ペースは抑えられています。「昔は、空き家が建っていると、固定資産税が多いと6分の1まで減らしてもらえました。しかし平成28年から、「固定資産税のために壊さなければいけない家が放置され、地域のゴミになっている」ことから、100%分払わなければいけないことになり、急に上がった固定資産税にびっくりした住民たちが、慌てて家を壊し始めています。
私たちもそのお手伝いとして、今後も増え続けるであろう空き家を、発生させない「住教育」を始めます。そして発生しても建築士の産業人の力量を持って、何とか誰かに使ってもらい、住まない家がゴミにならないよう工夫をいたします。
今回受賞した建物は、施主様の十分な資金力と、専門家の建物をみる目があったから再築ができました。不動産を持つには「建築知識」と「お金」が必要なのです。
そのことを啓蒙し、家が「負動産」にならぬよう、今後も勉強会を設けて参ります。
空き家ゼロを目標としながら、住民の住宅リテラシーを高め、それによって各の経済を守る活動を行っていきたいと思います。0にすることよりも、1人でも多くの方のお力になれることを望んでいます。