古民家、と言う言葉に公の定義はありません。当協会ではこのように定めています。
① 築50年以上経つ
② 建築基準法以前に建てられた、伝統工法による(在来工法でない)木造建築物。
③ 建築業界の言う「町屋」も①②を満たせば含む。
ただ、伝統工法とは何かと言う話にもなるので、岐阜第二支部では
④ ①を満たしたおうちで、コンクリート基礎のない木造住宅
はすべて古民家として取り扱っていきます。
外国から帰って電車に揺られると、銀色の瓦の連なる日本の風景に所々緑が混じります。私はそこにはっきりとした日本の個性と情緒を感じます。
毎日新築を取り扱っていて、自分たちで新しく作る家は強く綺麗だが、やはり古民家の歴史には到底かなわないと言う気がしています。
建築家や地元工務店の建てた家なら良いのですが、建売住宅は、本当に内部がお粗末で見ていられないほどです。(よく相談を受けるのですが、あまりのひどさに施主さんに事実を伝えられないことがしばしばあります。)
「建て売りを買うくらいなら古民家をきちんとなおしてカッコいい暮らしを!」が密かなテーマです。