当協会が発行している雑誌「ジャパトラ」、2019年1月号に乗っていた諏訪大社の御神木祭(7年に1度)気になっていたので、ふらっと行ってみました。
見ての通り、雨の中の参拝ですが、神社というのは不思議と雨がとても自然で、むしろより古く感じるというか、昔の息吹が聞こえてくる感じがします。
近くの時計博物館で、図らずしも、お祭りの8分間の祭りのDVDを見せてもらうことができました。下諏訪の自治体が作成したドキュメンタリーです。
私はそこで、何千人もの人が、古式ゆかしい所作で祭を執り行い、
男性から女性、小さな子からお年寄りまですべての人がそれぞれのシーンで活躍している姿を見ました。
圧倒されました。
「理解するのに14年かかる」と言われているお祭りだそうで、戦争があっても、織田信長に山を焼き払われても行われていたそうです。
1200年もかけて培われたお祭りなんて他にあるんでしょうか?
諏訪湖といえば白鳥遊覧船をイメージしてきた私には本当に衝撃でした。
今日の時点ではほとんどその気迫やうねるような熱気は感じられなかったのですが(祭りの時期ではないので当たり前)、神社に参る前の手水が、まさかの「温泉」!
なんだかこういうところに、1200年の歴史が煮えたぎっているような気がして、いわゆるパワースポットとは、やはり人が作った歴史でもあるのだろうなぁと感じました。
よくある地元の氏子、しかも男性だけで執り行う祭りとは全く違う、本当の1200年を感じました。女性が劣性でなかった時代からのもの、貴重な神社に出会えた気持ちです。