お風呂に限らずリノベーションの初日は、エプロンをして出かけます。

なぜなら、解体前の場所でこうやって沢山のモノや家具に遭遇するからです。解体を始めるために、私はモノの引越しをしに行きます。

他人にとっては30分で片付くモノが、施主様ご本人が片付けるとすごく時間がかかるのは不思議ですね。

モノとはいえど、その一つひとつに、持ち主が勝手に理由や性格をつけているためだと思います。

こういう片付け(兼・断捨離)をしていると、ふだん自分がいかに無用に何かを「捉え」、そして今度はその何かに「囚われて」いくのか、そのサイクルが見えてきます。

そういう時、大切な人のためならともかく、大切な「モノ」に囚われて窮屈になるのはイヤだなぁ、と思います。

みなさんも要らないなにかに囚われていませんか?モノの断捨離が楽にできるようになった人は、他の要らない縛りからも解放されやすいといいます。

人間関係、親子関係、あふれる雑貨、洋服、スケジュール。

時には人からの評価や期待。

本当に辛い時はさっぱりと、いくつかを捨ててみてくださいね。スキマのある人にも随分と楽しい人生が待っています。