日本全土における森林の割合は、66%もあるってご存知ですか。

ちなみに我が岐阜県は、81%!

「ぎふは木の国、山の国」

高知県の84%に次いで全国2位です。

こんな、新緑が濃くなった堤防もあちこちらにひょっこり現れるので、仕事で走っていてもなんだかすごく素敵な気持ちです。

春は桜でピンク色、夏は緑、秋は黄色や赤、冬は白と茶色。

なんてきれいなんでしょうね!

春や初夏は、清々しい気候なのもあり時々こうして、大地の「自然」さや花の美しさにはっとさせられることがあります。

その点冬は、本当に自然が寒くて過酷なので、家のありがたみをひしひしと感じます。

人が作ったものと、大地が作ったもの、心地よく融合させるのが私たち建築業界の人間の仕事だと思っています。

その人間が作った「古民家」。

朽ちても自然に還っていくでしょう。

そのわきまえた感じが、私たちをこんなに惹きつけるのでしょうか?

どうしてもコンクリートに頼って、プラスチックに頼って生きていると、心の奥底が、古民家のように自然なものでできている建物に傾倒してしまいます。おそらくそれが「原風景」と言うものなのだろうと思う昨今です。