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そもそもこのお風呂、シャンとした木造古民家の北側に飛び出すように、コンクリートで作られています。

普通なら冬場にお風呂の工事を始めることはないのですが、「とにかく寒くて危ないから、冬はほとんど入れない」のだそうで、離れにあるもう一つのお風呂場をアテにして、2月5日からスタートです。

 大工の岡部くんの飄々とした風情。

お客さまが「隣はリフォーム始まった日が大雨だったの。こんな日に始めるなんて、って思ってたけど、うちは大雪なんだもの…人のこと言うもんじゃないわね」と笑っておいでです。

私達も初日に大雪は初めてなので、思い出になります。ちょっとたいへんだけど、建築は自然とセットです。いろんなことは常にあるので、何も悪いことがなければ現場の個性。お客さんと雪かきするのは楽しい思い出です。(その証拠に、午後差し入れを持って行ったスタッフも楽しそうに帰ってきました。いつもと違う風景を見るっていいことですよね。)

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たまたまその朝は、計画停電もあったので、手で壊します。

2日目にはここまで壊れました。シュールな風景。

それよりも、みんながびっくりしたのは、天井裏から裸の電気配線が出てきたことです。むき出しで、エコなのでしょうがつなぎまくりで、怖い。

絶縁体が巻かれていないので、電気が通ったらビリビリ来ますし、火災の心配もあります。昔の人って、知らないのをいいことに、なんか呑気ですよね。

 雪より断然こっちの方が怖いので、すぐ電気スタッフを呼び、整えてもらいました。また11日に再検討に行ってきます。