ここのところ立て続けに、岐阜県不破郡垂井町でのご相談をいただいています。令和3年4月3日、垂井では初めての古民家再生総合調査を行いました。

会議以外で集える、楽しい時間でもあります。

連合会長である大下さんが床下インスペクションをモーグルロボットで行い、

伝統耐震診断を吉田第二支部長が行い、

今回はベテラン勢だったので早く古民家鑑定が終わり、早いうちから耐震診断に取り掛かることができました。

残りのメンバーで手分けして古民家鑑定を行っていきます。

屋根裏を覗いたら、40cmを超える太さの大梁が出てきました。

 私たちの再生調査はかなり念入りで、というのも、いつかは「〇〇を改装したいがどう思うか」と言う工事の相談をお受けするので、まるで自分の家のように真摯に調査をします。ただの調査団体ではなく、実際に再生や再築にに取り組んでいるため、まるで見積もりのための現場調査に来たかのごとく、勝手に不良箇所を見つけてしみじみと検査をします。

(建築士会ももちろん「インスペクション(状況調査)」を行いますが、図面の描き手ではわからない、大工目線で観ます。)

 今回もお客様が多大に協力をして下さって本当に助かりました。報告書ができあがるのを楽しみに待っておられます。このように乗り気で住み着いてくださる方がおられると本当に嬉しいですね。90年経った古民家を「新築の見学会に行っても、こんな白い箱の中に住むのは味気ないなと思って」と言っておられました。

 それを聞きながら、普段の仕事で、「何でもない白い箱」作ってはいけないなぁと思いました。

 新築も古民家も大好きで作っています。新築も古民家も大好きで作っています。