令和2年10月24日の中日新聞に掲載されました。

 岐阜県瑞穂市で、2月に行った「古民家再生総合調査」。この結果をもとに、築80年の家を改修しています。

 令和2年10月23日、この耐震改修工事が果たして効果があったのかどうか、伝統再築士2人で調査をかけました。

 古民家は、ゆさゆさと揺れるようにできているのですが、今回は工事費用の関係からも、瓦が悪くなかったからも、屋根工事をしないため、家の「頭」になる部分が重たいままでした。

ですので、現在の「在来工法」のごとく、建物の根本である基礎を根固めして、あまり揺れない建物にする方法をとりました。

 まだ正式な診断は出ていませんが、調査した限りでは、狙い通りの良い波形が出ているとの事。(伝統耐震調査は、地面の揺れと建物の揺れの共鳴などを見て建物の強度を測る方法を採用しています。)

耐震工事を請け負っておられる「きららホーム」さんもほっと一安心です。(調査依頼者であるご本人の顔は残念ながら紙面に隠れていましたが…写真の左から二人目の方です。)これで安心して仕上げ工事に入れると、喜んでおられました。