美濃加茂市のご依頼で、古民家再生総合調査を行いました。

岐阜支部には今年から床下検査ロボット「モーグル」がありますので、大下支部長 張り切って調査です。

残りのメンバーは手分けして古民家鑑定。

最近は手慣れてきて、二人1組で、鑑定と入力を行なっていきます。

こんな情緒のある二階。

2階に茶室まである豪奢な造りです。

屋根はこんな感じで立派な昇り梁。火打もあります。大正の建物でこの時代には珍しく筋交いまであり、そのせいか柱は数ミリしか傾いていませんでした。床は3mで5cmも下がっているのに垂直材が傾いていないのでおどろきました。

午後は耐震診断士の吉田支部長。

「風で家が揺れすぎて、良い数値が出ない…」

そのことでこの診断は次の日の朝、再度行いました。伝統耐震診断は、地面の揺れと建物の揺れを見て耐震力を測る診断なので、それくらい繊細です。

裏には山がある素敵な古民家、残して行けたら嬉しいです。

吉田良子