事務所の南庭にハルジオン。

4月16日に剪定をしたものの、1ヵ月でここまで繁殖。

(ヒメジョオンは、ハルジオンによく似ていますが、違う生物です)

このハルジオン。北米が原産で、花言葉は「追想の愛」。ロマンチックですね。別名「貧乏草」、折ったり摘んだりすると貧乏になってしまうと言われています。

ところがそんな迷信とは裏腹に、現実には「日本の侵略的外来種ワースト100」という恐ろしいランキングにランクインしています。「要注意外来生物」として農作物や牧草の繁殖を妨害したり、日本の希少種を駆逐してしまったりするためです。

私たちは神戸の「草屋根の会」と言うのに入っているのですが、そこで植物に詳しい設計さんが以上のことを教えてくれました。その設計士さんは、日本の元来の種が繁殖すると喜び、外来種がはびこると必死になって夜中に屋根の上で草を引くそうです。

人でも何でも、日本のものより外来種が主張が強い気がするのは、世の摂理なのでしょうか…。そんな強いものが、この可愛らしい花であると言うところに、いろいろな示唆が含まれます。

より強くしなやかなものが生き残るのは生物界のテーゼなら、「私たちは日本の美徳を持って」強さを手に入れ生き残って行きたいものだと思います。