古民家再生協会は、応援してくださる議員連盟を持っています。年に3〜4度行われる、懇話会に参加してきました。この懇話会では、各省庁と、古民家議員さんと、全国古民家再生協会の支部長が、三つ巴で話をする会となっています。
以下、内容報告です。
自民党は
15名以上の参加で、岐阜県では棚橋泰文議員と金子秀平議員は秘書さんが参加してくださいました。
公明党は、愛知県の新妻ひでき議員が千歳楼を気にしてくださってるので、来てくださいました。
また、新 政調会長である竹内譲先生も来てくださいました。
議題は
①環境省より
古民家リユースアンケートの結果報告。200の回答中、再生協会関連企業は120社あったとのこと。
販売価格は新材の1.5倍以上とのアンケート結果が出たそうです。価値がある古材の値付け基準を作って欲しいと環境省。「古材鑑定士」資格を作って教育しています、と当協会は返答しました。
②国交省からは、
「建物の木材化を推進」中なので、古民家協会は良いと思うが、新しい材料もたくさん使って欲しい。
③耐震基準があいまいなので、よく説明してほしい
などとの意見が、協会宛に出ました。
③に対しては、建築基準法の評定員でもある「五十田先生(京都大学))監修のもと、【伝統再築士会】という一級建築士の会を作っています。
兵庫の再築士で、フラット35の判定員でもある鶴谷さんが、「兵庫県では、伝統耐震診断、つまり時刻暦応答解析は認められている。」と回答。
兵庫県では、建築防災協会が認めてくださっています。まだまだ国への浸透度が薄いので、兵庫支部が詳細な書類を作って、全国に共有してもらえることになりました。(鶴谷さんありがとうございます)
④ 住生活基本法で、住教育が盛り込まれたことについては、当協会の淀川支部長が熱く語っておられました。
空き家対策は、人の気持ちが入り込むものであり、繊細な取り扱いが欠かせない。「空き家、片付け、相続」この解決なくしてはサスティナブルな地域ができないと危惧しておられました。
盛り上がっている九州勢ともお話ししました。
福岡県北九州市(人口96万人・山口支部長)と、大分県中津市(8.7万人・兎洞再築士会長)は、自治体同士の空き家古民家関連の話し合いが支部長も交えて行われているそうです。空き家で共同するための団体が、県を跨いでできたのだそうです。
滋賀県の名物支部長である大森大工さんが、以前長浜と岐阜県で手を組もう!と声をかけてくださった時、岐阜県のある都市が、ドン引きしていたのとえらい違いです。県もまたぎ、規模も大小あれど、九州ではちゃんとそんな提携が行われていました。私にもう一つ身を入れて活動しなければいけないなと反省しました。
明日はいよいよ全国大会ですので、またご報告いたします。コロナの世の中、オフラインで全国の方にお会いできるのは本当に貴重な時ですので、大事にしたいと思います。デジタルトランスフォーメーションの世の中ですが、人に会うのはやっぱり大好きです。