悪いところを描いてみました。

築72年目の古民家再生中。

増築部分の継ぎ目に当たる梁がボロボロ。

外角の柱が、シロアリで消失。

この辺にあったユニットバス、

換気扇の蒸気が外に出ておらず、小屋裏に放出させて終わっていました。ユニットバスのプラスチックと土壁の隙間が蒸さって、シロアリの生育に良い高温多湿の環境が生まれ、柱や土台を食べていたんだと思います。

やむなく、この8畳間は、屋根も倒して解体します。

築72年目の古民家は良いのに、その後の新しい改築部分がこれというのがなんとも情けない現実です。去年やっていた養老の現場もこんな感じでした。古い方より20年以上新しい建物の方がダメと言う…。新建材の黎明期の建物はダメと言うことです。

これからは、丈夫な古い建て方をした建物がなくなって、新しいけどダメな建て方の新築が増えていきます。(特に、建て売り住宅にだめなものが多いです。)